スティーズAIR TWとアルデバランBFSを徹底比較する!結局どっちを買えばいいの!?『キャスト性能比較』

今回はスティーズAIR TWとアルデバランBFSの比較記事を書いてみようと思います!

この2機種の比較はあまりされていないので参考になれば嬉しいです!

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・スペック&装備

まずはスペック搭載装備を比較します!

アルデバランBFSのスペックは私が所有しているハイギアモデルで比較します。

スプール

やっぱりスプールから比較しますよね〜!

アルデバランBFS  径32㎜ 自重 7.8g

シマノHP

スティーズAIR TW  径28㎜ 自重 6.6g

ダイワHP

スプールはスティーズAIR TWの目玉でもある28㎜スプールが流石のインパクトです。軽量ルアーへの対応力はかなり高いです!

ですが実際にスティーズAIR TWを所有して使ってみると糸の巻きグセが酷かったり、サミングがやりにくいなどのデメリットもちらほらあります!

自重

アルデバランBFS  130g

スティーズAIR TW  135g

まぁこの差は誤差みたいなもんですね!

ロッドとのバランスで重さの感じ方はぜんぜん違うので気にするような差ではないと思います。

ベアリング数

意外とみなさん気にするベアリング数も比較しましょう!

アルデバランBFS   9個

スティーズAIR TW  12個

こちらもスティーズAIR TWが上回ってきます。ベアリング数は多いほうがいいのは間違いないです!

しかしアルデバランBFSはグレード的にはSS AIRと同グレードなのでダイワのフラグシップモデルと比べるのは酷でもあります。

ちなみにシマノのフラグシップモデルのカルカッタコンクエストは12個です。

ブレーキシステム

アルデバラン FTBシステム

FTB

FTB(フィネスチューンブレーキシステム)搭載

シマノ独自の新ブレーキシステム

軽量ルアーを扱うには、スプールの軽量化が最重要課題。しかし、従来のブレーキシステムには限界がありました。
今回シマノが独自に開発した「FTB」は、スプールからブレーキユニットを排除することにより、シマノベイトフィネスリール史上最軽量のスプールを実現しました。さらに、回転数に応じて可変するマグネット移動機構も搭載。
ピッチングからオーバーヘッドキャストまで柔軟に対応可能な新しいブレーキシステムです。

シマノHP

スティーズAIR TW エアブレーキシステム

エアブレーキ

アキュラシー性能を大幅にアップさせつつ、極めてバックラッシュが少ない、ストレスフリーな使い心地を実現したブレーキシステム。軽量インダクトローター構造と軽量スプールとの組み合わせでスプールユニットとしての回転レスポンスを大幅に向上。同時にオン&オフがハッキリした効きの良いマグブレーキとの相乗効果を狙ったセッティングでフルキャスト時にはしっかりブレーキが効くが、ピッチング等の低回転時にはインダクトローターが飛び出さず低弾道で撃ち込める。つまり、小さい力でもスプールがスパッと立ち上がり、力まなくても驚くほどルアーがよく飛び、逆に力みにより発生するバックラッシュゾーンに対してはきっちりブレーキを掛ける。結果、同ブレーキ設定で、ピッチングとキャスティングが高レベルで両立する快適さをもたらした。

ダイワHP

名前は違えどどちらもマグネットブレーキシステムを搭載しています。ダイワはマグネットブレーキシステムが主流なので安心感があります。

シマノは遠心ブレーキが主流なのでアルデバランBFSにマグネットブレーキを搭載してきた時は賛否ありましたが高いレベルで仕上がっているマグネットブレーキシステムだと私は思います。

可変式マグネットブレーキシステムを搭載することで遠心ブレーキの特性に似たブレーキ作用を実現しています。

しかし本音を言えば遠心ブレーキ特有の後半のノビはあまり感じられないので遠心ブレーキでアルデバランBFSも作って欲しかったです。

ギア比&巻き取り量

アルデバランBFS  ギア比8.0  巻き取り量80㎝

スティーズAIR TW ギア比9.1 巻き取り量80㎝

ギア比と巻き取り量の関係がスティーズAIR TWのデメリットのひとつです。巻き取り量はギア比だけでなくスプール径も重要になるので9.1のハイギアでもスプール径が小さいため、巻き取り量は80㎝になってしまいます。ラインを巻いた時のスプール径はより差が広がるので巻き取り量に関してはアルデバランBFSのほうが多いです。

ここまでスペックと搭載装備で簡単に比較してみました!

まだまだ搭載装備はたくさんありますが全てを比較していては読みにくくなってしまうのでこの辺にしておきます!

詳しくは両メーカーのサイトへどうぞ

キャスト性能の比較は下にスクロールしてください。

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・実釣性能比較

リールの比較で最も気になるのはキャスト性能をはじめたとした実釣性能だと思います!

カタログスペックのみの机上の空論だけでは意味がないですからね!

キャスト性能

スプールの差でキャスト性能がどれくらい違うのかがやはり気になると思います!

そこで同一のロッド、ライン、リグで性能比較していきます。

使用タックル

ロッド スティーズ スカイレイ

ライン バスX  8lb

リール アルデバランBFS ダイヤル 3

スティーズAIR TW ダイアル 6

・記載ウェイトはシンカーを含むリグの総重量です

・扱いやすさを私なりに点数化した評価です。(5点満点)

・ネコリグ(4.5インチストレートワーム)5グラム

アルデバランBFS  5点

スティーズAIR TW  4点

アルデバランBFSが最も得意とするウェイトが5グラム前後だと思います。スティーズAIRでも問題なく扱えますがアルデバランBFSよりも扱いやすさは劣ります。

・ネコリグ(4インチストレートワーム)3.6g

アルデバランBFS  4点

スティーズAIR TW  5点

スティーズAIR TWで使う上で最もやりやすいと感じたウェイトが3.5g前後でした。

ネコリグ(3.5インチストレートワーム)2.7g

アルデバランBFS  2点

スティーズAIR TW  3.5点

アルデバランBFSでも投げられるけどアルデバランBFSで扱わなくてもいいかなと思う感じです。スティーズAIR TWでは少し気を使いますが普通に投げられます。

ノーシンカーリグ(3.5インチストレートワーム)1.8g

アルデバランBFS  1点

スティーズAIR TW  2点

アルデバランBFSではキャストというよりロッドの遠心力でラインが放出されただけという感じです。スティーズAIR TWでもキャストが決まっているというよりはとりあえず飛ばせるというレベルです。今回のテスト時のライン、リグではどちらのリールでも実釣には不向きなウェイトです

キャスト性能まとめ

とりあえず4種類のウェイトで比較してみました!そのウェイトごとにブレーキセッティングを変えてあげればもっと快適に投げることも可能ですがリグごとにウェイトをちょくちょく変えるのはトラブルの元だし、何よりも面倒くさいので私は一度決めたセッティングをほとんど変えません。

よって今回のキャスト性能の比較でもセッティングは変えませんでした。より実釣を意識した比較です。

3g後半から7gくらいまではアルデバランBFSのほうが明らかにキャストがキマリます。これはスプールが小さいスティーズAIR TWだとアルデバランBFSと同距離のラインを放出するのにアルデバランBFSよりも多くのスプール回転数が必要になります。そうするとマグネットブレーキがスプールに作用する時間が長くなりスプール回転の効率が悪くなるためだと思われます。

逆に3gから2g台ではスティーズAIR TWが有利です。スプール径が小さくなっていることによる軽量化により軽量ルアーキャスト時のスプール回転がアルデバランBFSよりも滑らかで高回転だからだと考えられます。

1g台に関しては8lbラインではかなり厳しいと言えます。5、6lbまたはPEラインなどを巻けばスティーズAIR TWではそれなりに扱えるのかもしれません。

ちなみにアルデバランBFSで3.5lbラインを過去にトラウトの管理釣り場でテストしたことがありますが1.8gのトラウト用のスプーンであればアルデバランBFSでも快適に扱えました。

よってライン選択次第では1g台も両リールでキャスト可能です。

しかし4lb以下のクラスまでライン強度を下げてしまってはバス釣りのBFSでカバーに無造作につっこむにはあまりにリスクが高すぎ意味がないと思います。カバーに絡めないのであればスピニングのほうがドラグ性能などの観点からキャッチ率としては有利です。

キャスト性能が両リールを比較するうえで最も重要だと考えたので詳しく書いてみました。

パーミング&サミング

パーミングに関してどちらのリールもなんら問題はありません!コンパクトで手がそんなに大きくない人でもしっかりとホールドできると思います。ちなみに画像の手は私ですが手は大きめです。

 

問題はサミングの方です。これに関してスティーズAIR TWのインプレ時に詳しく書いたのですがスプール径が小さくなっているのでボディとスプールの間の段差でサミングに違和感を感じます。私は勘違い程度かなって違和感しかないですが、他の所有リールによってはかなりの違和感を感じる人もたくさんいるようです。

個人差があることなのでこの違和感は実際にキャストしてみないことにはわかりません!!

トルク性能

実際に魚を掛けた時のトルク性能は特に差を感じません!ドラグ性能も3.5kgで同じです。

しかしながらスティーズAIR TWに関してはコロナウィルスの影響で釣りに行っていないので40㎝クラスのニゴイ2匹しか釣っていないのでその程度の感想です。

もう少し使い込んでから追記します。

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・まとめ

人気ベイトフィネスリール2機を比較してみました!

スティーズAIR TWとSSAIRの比較は多いですがアルデバランBFSとの比較はあまりないのではないでしょうか!?

4年近くも愛用しているアルデバランBFSと買って2ヶ月弱のスティーズAIR TWの比較なので自分の中での熟練度は圧倒的にアルデバランBFSにある状況での比較なのですが、その状況の中でもスティーズAIR TWの軽量ルアーへの対応力には驚かされました!

では結局どちらを買えばいいのかという話ですが3.5gを目安にしてそれよりも重いルアーがメインなのか軽いルアーがメインなのかで決めてしまっていいと思います。

3.5g以上がメインならアルデバランBFSで!

3.5g以下がメインならスティーズAIR TWで!

しかし同一価格帯ではないことも忘れてはいけません。

アルデバランBFSにはプラス13000円前後で社外スプールがたくさん発売されています。社外スプールを組み合わせたものを投げたことことがありますがかなり軽いルアーにも対応することができますよ。

最後に惑わせるようなことを書きましたが、なにを買ってどういじり、どう使うかを考えているときがタックルを選ぶときに一番楽しいことなので悩んでください!

悩んで買ったものにはずれはありません!!

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