先日、ランドクルーザープラドを買いたいと記事にしました!
嫁との死闘の結果、プラドのディーゼル車を購入することが決まりました!
出典 トヨタ自動車
私がプラドを購入する上でディーゼル車にするかガソリン車にするかでかなり悩んだのでディーゼル車とガソリン車を比較してどちらにするか悩んでいる方のお役に立てればと思います!
わたしが主に悩んだところを詳しく説明していきたいと思います!
ランドクルーザープラドのエンジン
150系プラドのエンジンは2700ccのガソリンエンジンと2800ccのディーゼルエンジンがあります。
新車を検討している方はこの2択になります。
中古車を検討されている方はさらに4000ccのV6ガソリンエンジンも中期型のモデルまで存在していたので選択肢に入れることができ150系プラドは3種類のエンジンから選択する必要があります。
新車販売されているメインエンジン2機を軸に比較したいと思います。
比べる上でまずはエンジンの性能を知っておきましょう!
ここで各エンジンのスペックを載せておきます!
ガソリンエンジン 2700cc
エンジン型式 2TR-FE
種類 直列4気筒エンジン
排気量 2693cc
最高出力 163PS
最高トルク 246N・m
使用燃料 レギュラーガソリン
出典 トヨタ自動車HP
ディーゼルエンジン 2800cc
エンジン型式 1GD-FTV
種類 直列4気筒エンジン
排気量 2754cc
最高出力 177PS
最高トルク 450N・m
使用燃料 軽油
出典 トヨタ自動車HP
エンジンのスペックだけで見るとディーゼルはさすがのトルクですね!
試乗した感じトルクでグイグイいく加速はディーゼルならではの感覚でした!
バスボートなどを牽引するならディーゼルを選ぶべきだと思います!
しかしながらディーゼルの加速レスポンスはいいとは言えないです。
アクセル開度に対してクイックにエンジン回転が上がるのはやはりガソリンエンジンです!
ディーゼルはもたつき感を感じます!
多分、停止状態からの400メートルまでの加速競争ならガソリン車に軍配があがるでしょう!
またディーゼルエンジンにすると車両価格が60万円程高くなることも忘れてはいけません!
でもディーゼルは軽油なんですよね。悩ませてくれます。
燃料と燃費については次項で書きます!
ちなみにV6エンジンのスペックも載せておきまます。
ガソリンエンジン 4000cc
エンジン型式 1GR-FE
種類 V型6気筒エンジン
排気量 3955cc
最高出力 276PS
使用燃料 レギュラーガソリン
最高トルク 380N・m
出力が高い分、トルクもなかなかですね!
なんといってもV6エンジンの力強く滑らかな加速は気持ちいいはずです!
アクセルワークにもっとも俊敏に反応するのはV6エンジンでしょう。
当時の車両価格は高かったですが中古車市場では2700ccのガソリンエンジンと差は少し縮まっているので検討してみるのもありかもしれないですね!
150系のV6エンジンはカタログではレギュラーでいいらしいですがカタログ通りに本当にレギュラーでいいのか怖いです。
私の知人はV6にレギュラーは怖くて入れられないとハイオクをずっと入れてました!
ハイオクで考えなければいけないとコストは悪くなりますね!
燃費と燃料
ガソリンとディーゼルを比較する上でこれは絶対に外せない項目ですね!
プラドの燃費はカタログ値でガソリン車が9km/L、ディーゼル車が11.8km/Lになっています!
営業マンの話で実燃費はガソリン車が8km/L、ディーゼルが10後半から11km/Lくらいらしいです!
都内ディーラーの営業マンが持っている情報です。
道路状況によってはかなり変わると思います。
プラドの燃料タンクは87ℓタンクです。
完全に空っぽにはならないので80ℓ入るとし燃料代は今日現在の全国平均に近い額で考えて計算してみましょう。
レギュラーガソリン 140円
軽油 120円
最近はほぼ20円差になっていることが多いですね。
1回の給油でガソリン車は11200円かかり640キロ走行できることになりディーゼル車は9600円で800キロ走行できることになります。
もっと数字を大きくして10000キロ走るためのコストを考えてみましょう。
ガソリン車は175000円でディーゼル車は120000円になります。年間10000キロ走るとしたらこの差になるわけです。
この55000円の差をどう考えるかは自分次第ですね!
ディーゼル車はリッター10km/Lで実燃費よりも少し悪く計算しているので差が広がる可能性もあります。
しかし地域によってはガソリンとディーゼルの燃費差が小さくなったり場合によっては逆転する道路状況の場所もあると思います。
都内ではどんなエンジンでも燃費は落ちる傾向にありますがガソリン車の方が落ち幅が大きくなるので差が広がると思います。
燃費と燃料種類で考えましたがそれ以外にディーゼル車にはマフラーに排気ガスを綺麗にする装置(DPR)が付いていてアドブルーという液体の補充が必要になります。
こらが約10000キロ毎に12ℓ補充する必要があるようです。
アドブルーの価格が10ℓで2500円くらいします。ディーラーやガソリンスタンドで入れてもらったら5000円くらいかかると思います。
そのへんも考慮して考えてみてください。
これらの情報から単純に考えるなら燃料費はディーゼルの方がお得ということになりますね!
ちなみにV6エンジンも計算しときましょう。
実燃費を調べてみて平均を出してみると6.5km/Lくらいだったのでそれで考えてみます。
一回の給油で12000円かかり520キロ走れ10000キロ走るためには230000円かかる計算になりました。
私がV6を買うとしたら絶対にレギュラーは入れたくないのでハイオク価格で計算しています。
さすがV6なだけあり性能も最高ですが燃料コストもなかなかですね…。
メンテナンスコスト
続いてはメンテナンスについてのコストで比較していきたいと思います。
先程、書いた通りディーゼルにはアドブルー補充があったりでメンテナンスにかかるコストもエンジンが違えば当然違います。
エンジンオイル交換時期
ガソリン車は15000キロまたは1年毎
ディーゼルは7500キロまたは半年毎
と言われています。ということはディーゼル車はガソリン車の倍のペースでオイル交換を行わないといけないことになります。
実際はガソリン車でも15000キロ交換しないとかなり汚れるので7500キロくらいでは交換した方がいいですが。
ディーゼルも5000キロ前で交換した方がいいです!
オイル代もディーゼル車はDPRの関係で特殊なオイルになるので高いです。
ディーラーだとセット料金で同じ金額の場合もありますね!
どちらのエンジンにもタイミングベルトはなくチェーン駆動なので10万キロ毎のタイミングベルト交換はありません。
ガソリン車のスパークプラグも長寿命になったのであまり考えなくていいです。
車検の費用も大差はないと思います!
ディーゼルで怖いのはDPR関連の故障やスス(カーボン)によるエンジン不調があるところですね。
こういった不具合が発生した場合は高額な修理になることが予想できます。
150系プラドに搭載されているGD系エンジンは比較的新しいエンジンでハイエースに搭載されたのも最近なのでまだ酷使されていないので今後、どういった故障をしてくるか未知数です!
プラドよりもハイエースの方が登録台数が多く過酷な環境下で使われているクルマが多いので今後、ハイエース側でいろいろな不具合が報告されてくるのではないでしょうか。
120系プラドのディーゼルエンジンであるKD系エンジンはハイエース乗りの方を筆頭にDPR関連やエンジン不調で相当悩ませていたようなのでGD系エンジンが今後どうなるか怖いところではあります。
KD系エンジンはインジェクタ、EGR関連、DPR用マフラーの同時交換で40万円以上の出費なんて話をよく聞いてました。
そういった観点ではガソリンのTR系エンジンはだいぶ前からあってハイエースやクラウンセダンのタクシーなどに搭載されていて、これらの車からの不具合情報が多数ありだいぶ改善され成熟したエンジンになっていると考えていいのではないでしょうか。
ディーゼル車の不具合は怖いと書きましたがディーゼルのエンジン不調やDPR関連の不具合はある程度、距離が伸びてから出る不具合です。
また5年以内に発生した場合は5年10万キロの保証で対応できるはずなので5年以内には手放すと考えている方はあまり気にしなくてもいいと思います!
エンジン不調やDPR関係の不具合を防止するために新車時から添加剤など使うことが有効なのでそういった費用もかかるかもしれません。
長いスパンで乗ることを考えているのであればガソリン車の方が無難かもしれません。
その辺のことを考えるとメンテナンスコストについてはガソリン車の方が安くすむ可能性が高いですね!
リセール
プラドの購入を考える上でリセールはかなり重要な要素ではないでしょうか!?
150系プラドのディーゼルはまだ発売されてからそんなに年数が経っていないのであまり参考にならないので120系プラドで考えてみます。
120系プラドの現在の中古車市場を見てみるとディーゼルの方が高い額で取引されています。
120プラドはディーゼル車の方が新車価格のときの30万円高かったのですが現在は50万円以上ディーゼルの方が高く売っているのでディーゼル車とガソリン車の価格差は広がったことになります。
購入時の30万円上乗せ分は回収できているわけですね!
これはディーゼル車のほうが個体数が少ないので需要と供給のバランスの関係でディーゼルの方が高くなっているのだと思います。
150系は価格差が60万円あるのでその差が埋まるかはわかりません。
150系と120系が同じように推移するかはわかりませんが私としては150系も価格差が広がることはあっても縮まることはないのではと予想します。
ネットでは150系ディーゼルはDPR装置やアドブルーなどの関係上、修理が難しいことやアドブルーを入手するのが難しい発展途上国での需要が下がり海外需要低下による値下がりが大きくなると予想している人が多いです。
ですが私はそうは思いません。
アドブルーを入手するのが困難な国が移送費用を入れて現地では500万円にもなる車を積極的に日本から輸入するとは思えません!
そういった途上国が求めているプラドは国内需要がかなり少なくなってしまった30、40万キロ超えの旧型のプラドやランクル、ハイエースなどの車両だと思います。
150系プラドで発展途上国での需要を考慮するのは早すぎます。
比較的新しいプラドの需要が高い国は中東のオイルマネーで豊な国や先進国です。それらの国々では修理問題やアドブルー問題は無いはずです!
そもそもアドブルーを使った排気ガス浄化装置はトラック業界では目新しい機能ではないのでそんなに敏感になることではないと思います。
外国産トラックでも当たり前に使っている装備なので。
そういった考えで私としてはDPRやアドブルー問題で価格が下がるとは考えにくいと思います。
そもそもプラドディーゼルは国内需要がすごく高いので外国需要なんか気にする必要はないという意見もたくさんありますし。
この意見には私もかなり背中を押してもらいました!
よってリセールで考えた場合はディーゼル車をおすすめしたいです!!
免税と補助金
続いては税金と補助金から比較してみましょう!
プラドで税金の優遇を受けられるのはディーゼル車のみです。
プラドのディーゼルはクリーンディーゼルなので国の環境基準をクリアしているということで免税になるのです!
これは新車価格表の車両価格と税金部分のアップです。
上の表ががディーゼル車で下がガソリン車です。
見てみるとディーゼルは全グレードで免除ですね!
減税どころか免除です!これはかなり大きいですね!
人気グレードのディーゼル7人乗りLパッケージで考えると取得税120500円と重量税61500円が免除ですからね!
実質182000円値引きと同じになるわけです。
さらに購入1年目の自動車税も減税対象です!
本来51000円が自動車税でかかりますが1年目は38000円減額の13000円になります!
さらにさらにCEV補助金というクリーンエネルギー自動車導入補助金の対象車でもあります!
この制度を申請すれば24000円戻ってきます!
申請にはいろいろな条件があるので本当に申請しても大丈夫かは調べる必要があります!
一番ネックになる条件は一定期間の保有義務でしょうか。最低でも3〜4年の保有義務が課せられます。
次のプラドが発表されたら即買い替えだって方は申請しない方がいいと思います!
これらの優遇で単純計算でも120500+61500+38000+24000=244000円になりディーゼル7人乗りLパッケージなら244000円値引きになると同じ考え方ができるわけです!
これで購入時の差額60万円が40万円くらいまで小さくなりますね!
この税金の関係はハイブリッド車とガソリン車で悩んでいるときにも大きく関係してくる項目なのでクルマを購入するときにはしっかりと考えなければならないところです!
ハイブリッドの場合は数年間の自動車税や2回目車検の重量税まで減税対象になるものもありますからね!
かなり大きな差になってきます!
しっかりと税金対策は考えましょう!
車内の静寂性
プラドのディーゼル車を調べていると意外にも車内のエンジン音を気にされている方が多いことに驚きました!
私はプラドを高級セダンと同じにような位置付けでは考えていないので車内の静寂性なんてまったく気にしていませんでした。
しかし気になる方が多いようなのでどちらも試乗した私が簡単に比較します!
正直、音を気にして試乗はあまりしていなかったので参考になるかはわかりません!!
まず最初に当たり前ですがディーゼルの方がうるさいです!
車内にいてもゴロゴロというエンジン音が聞こえます。
ガソリン車も聞こえますが音の質が違うのでガソリン車の方が静かに感じます。
低速走行時はより顕著に差がありガソリン車の方が静かに走っています。
高速には乗れませんでしたがある程度速度が早くなってくるとガソリン車は音が大きくなってくるがディーゼルはあまり変化が無いと感じました!
高速道路を走っているときはどちら気にならないくらいの音になっているかもしれません!
音を気にするのであれば V6エンジンにすべきだと思います!
すこし前にFJクルーザーに乗って釣りに連れて行ってもらったことがありますがエンジン音は驚くほど静かでした!
車内の密閉性は明らかにプラドの方が高いのにエンジン音が静かということは V6のエンジン音がすごく静かということになると思います!
プラドの V6エンジンの静寂性はかなりのものなのではと思われます!
乗ったことはないのでわかりませんが。笑
まとめ
私が悩んだところを書いていたらなかなかの長文になってしまいました!
これでも簡単に比較してみたつもりですがわかりにくくてすいません!
これら以外にも比較するところはたくさんあると思いますが金額に大きく影響があるのはこれくらいかなと思います!
私が購入したディーゼル車は5人乗りLパッケージです。
最初からディーゼルがいいなと思っていたのですが60万円の価格差で悩んでいました。
しかし計算すると意外に早く60万円の価格差がチャラにできそうだなと思い購入に至りました。
嫁を説得するのにもこの比較が大いに役に立ったのは言うまでもないと思います!
ディーゼルとガソリン車の価格差は上記の通り60万円あります。
しかし税金面で一気に40万円に小さくなり燃料と燃費の面から年間維持費でも差を小さくすることがでます!
さらにうまくいけばリセールでガソリン車との価格差をひっくり返せる可能性もある。(これは大幅な損をする可能性もあり)
このような考えから私は当初の規模通りディーゼル車を購入することになりました!
途中、150系ディーゼルのリセールは悪くなると予想しているサイトの多さにガソリン車に惹かれた時もありましたがリセールの項目で書いた通りの私なりのリセールの考え方で押し切りました!
楽観的ではありますが私のリセールの考え方はあながち間違えではないと思っているんですよね。
私みたいな人間が比較したものですがすこしでもお役に立てれば幸いです!
ちなみににリセールをすごく気にしてしているのに5人乗りだしサンルーフもつけていませ!
これにも私なりのリセールの考え方があるので後日、記事にできたらいいなと思っています!
高額リセール=メーカーオプションナビ、サンルーフ、革シートという図式がネットでは出回っていますが自動車業界にいた私の考え方はすこし違うのでそのへんもまとめたいなと思います!
長文になりましたが最後までお付き合い頂きありがとうございました!
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