いやー残暑が厳しいですねー!
そんな残暑が厳しい中、霞ヶ浦水系で釣りをする人たちにはさらに厳しい状況になっています。
・霞ヶ浦水系スーパータフ説
霞ヶ浦スーパータフ説とか大げさなこと言ってみましたが要はいろいろな条件が揃いバスの活性が低いってことですね!
夏休み前くらいから厳しいという話をたくさん聞いてましたし、実際に何度か釣りにも行き厳しい状況を体験しました!
少し涼しくなってくれば違うかなと思っていましたが8月の後半になってもその状況はあまり改善されていないというのが現状です。
8月の釣果は壊滅的だったという方も多いのではないでしょうか!?
そこでこんな状況のまま、9月をどう乗り切るかを考えてみましょう!
・なぜタフっているのか?
釣るためにはまず現状を把握しようということで私なりになぜこんなにもタフってしまっているのかを考えていきたいと思います!
そもそも夏の霞ヶ浦水系はタフです。だから多少はしょうがないといえばそうなんですが特に今年はボトムでの反応があまりにも弱いという気がします!
その理由を考えます!
私が考える大きな原因は2つで酸素不足と減水だと思います。
酸素不足すなわち溶存酸素量の減少の主な理由は水温の上昇と生物の呼吸が大きく関係してきます。
水温と溶存酸素量の関係はグラフのとおりで水温が上がれば減るという関係にあり夏は酸素不足になる状況は毎年のことです。
出典 ベランダゴーヤ研究所様
さらに霞ヶ浦水系は生活排水などで有機物が多いことからそれらを分解するプランクトンが増えてプランクトンが消費する酸素により溶存酸素量が減ります。さらにプランクトンによる有機物の分解が進むと酸素なしのドブ臭い水質が完成するわけですね。
これで流れがない全域シャローの小規模河川なんかはデス化するわけです。
プランクトンが発生し、小さな生き物たちのエサが増えてそれを捕食する小魚やエビが増えてそれを捕食するバスが元気になるという食物連鎖の関係上、非常に重要なプランクトンですが増えすぎても良くないのですね!
この酸素不足による活性の低下は例年のことで酸素が多いと思われるところを攻めることで少しは対応できていました。
しかし今年はこれに減水傾向が顕著でさらにタフ化しています。
9月、10月の台風や大雨を想定して減水させているのでしょうか!?
去年は秋の2つの台風でかなりの増水になったので対策を講じている可能性もありそうですね!
水温上昇は夏なら仕方ないことです。そこに減水が加わることで水面付近の水温上昇だけでなくボトムまで水温が上昇し酸素が少なく本来ならシャローのボトムでは反応のあった魚たちの反応も消えてしまったのだと思います。
では水深のあるエリアのボトムを探ればいいのではという考えになりますが夏の霞ヶ浦水系はサーモクラインと似た効果の日成層というものが形成されていて夏場は水深のあるエリアのボトムはもともとタフです。
サーモクラインについてはこちらで詳しく説明しています。
こんな状況だからボトムがタフり、ダウンショットやネコリグといったバス釣りにおけるお助けリグ達が活躍できない状況になってしまいスーパータフっている今の霞ヶ浦水系の現状になっているのだと考えます!
・タフっている霞ヶ浦水系を乗り切るためには
いろいろな状況でタフってしまったのはしょうがないですが、少ない釣行回数のサラリーマンアングラーである私は簡単に諦めるわけにはいきません!
ではこの状況をどう乗り切るのかが問題です。
私がとった攻略法はボトムを捨てることです。
私の年間釣果の半数以上はネコリグというくらいネコリグに頼っていて朝や夕方はトップやビッグベイトオンリーで勝負しますが日が上がったあとはトップやビッグベイト、巻物を投げても折り返しはネコリグで帰ってくるという感じで、強く攻めたあとはネコリグでボトムの魚を拾ってくるという釣りパターンでほぼ行動しています。
そんな私ですが7月の後半くらいからボトムの反応があまりにも弱いと感じ、ネコリグを投げていません!
本来ならシャローは風の影響で水が攪拌されやすく、大気中の酸素がよく混ざることから溶存酸素量が多く護岸際なんかはしっかりとボトムを攻めてくればそれなりには釣れるのですが今年は減水でシャローが激浅で酸素不足プラス警戒心が強すぎでネコリグに喰ってきません!
よってリアクションの釣りをメインにしています。
スピンテールジクやチャターの早巻き、ギル系ビッグベイトのリアクション系アクション。
これらを駆使して釣りをしています。
念のためフォローでシェード、カレントなどの条件が非常にいいところでは沈む虫をダウンショットのリーダー長めやノーシンカーで使用してます!
その結果、ナマズキャッチ。
実際にリアクションの釣りはミスバイトも多く数は釣れてませんが多数のバイトを得られていて満足のいく釣行を8月はできたと感じでいるので間違った戦略ではないと思います!
水温が高い状況が続く9月もこの攻略法でいいと思いますし実際にこの釣り方でチャレンジして行く予定です!
・タフった時のポイント選び
ポイント選びと書きましたが私はタフった時はポイント選びよりも手数に重きを置き勝負します!
とにかくいろいろなポイントをまわり、スピーディーに探れるルアーでリアクションバイトを狙いバイトが多かったポイントは時間を変えて入り直してそこですこし時間をかけて探るようにします!
これが私の狙い方ですがポイント選びと見出しを打ったのでこれではポイント選びの説明になっていませんね。
タフった場合のポイント選びとしては私が考えるところだと流れがある流入河川がベストです。
流入河川は流れがあれば酸素量も多く、シェードも多く形成されるのでタフった時には流れのある小規模流入河川を選んでおけば間違いないです!
そういったポイントで虫系ワームのノーシンカーやバックスライド系のワームなんかで粘り続ければなんらかの結果は確実に得られます!
しかし私は短気でノーシンカーで粘れないので行かないです!
・まとめ
私のまわりでも最近はタフってるとよく話になりますし、他のブログやYouTubeでもタフっているとたくさん言われているので私なりにタフった時の霞ヶ浦水系について考えてみました!
タフってしまうと釣れなくて焦り、ダウンショットやネコリグに重きを置いてしまい釣れないボトムを攻め続けるという負の連鎖にハマるのでこの負の連鎖から抜けるためにすこし奇抜な発想を混ぜるといいかもしれませんね!
まぁ釣行回数の少ないサラリーマンアングラーの考え方なので参考にするかしないかはお任せします!
読者様と私、お互いにいい釣果の9月になることを願います!!
最後までお付き合い頂きありがとうございます!
追記
7月から何度かブルシューターでの釣果を上げているのでブルシューターJr.での釣り方を公開してくださいと何通かお問い合わせを頂いたのですがここ最近のタフな霞ヶ浦でよく釣れているパターンなので公開はもう少しお待ち下さい。
これを公開してしまうと今の私のバイト&釣果の大半がブルシューターJr.なので私が困ってしまいます。笑
この場を借りてお詫びいたします。
ヒントは表層とリアクションとチューニングです。
私はブルシュータしか使用しませんが友人、知人はブルシューター以外のギル系ビックベイトも使用していてこの方法でよく釣れているようです!
チューニングは公開しているのでこちらへどうぞ。
では失礼します!
ご質問、ご意見、釣り同行依頼等はお問い合わせよりご連絡お願い致します。
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