ダイワさんより月下美人AIR TWが発表され予約が始まっています。
ソルトライトゲームの月下美人はデザインもよく人気です。スピニングリールなんかはバス釣りで使っている人もよく見かけます!
・月下美人AIR TW
PE0.6号を巻くことを想定して作られた新しいリールです。
いままでのベイトフィネスリールに1号前後のPEを巻いて使うとスプール隙間への糸ガミやスプールの変形などの問題があり使えなかったのでこれは楽しみなリールです!!
いろいろな新機構がありますが特筆すべきはスプールでしょう!!
Φ28mmG1ジュラルミン製PE専用AIRスプール
アルミ系の最強素材としてスプールに用いられる超々ジュラルミンと比較しておよそ1.3倍の強度を持つ素材である「G1ジュラルミン」製。よりフィネス性能をアップさせたい時は、巻糸量をスプールハーフライン以下に抑えると軽量リグが扱いやすくなる。
ベイトフィネスリールでPEを扱う上で最も怖いのがスプールの変形なので変形を気にせずに使えるならいいですね!
他の機構も説明したいのでがメインテーマは別なので月下美人の素晴らしい性能はダイワさんのHPへどうぞ!!
・スティーズAIR TWとの比較
現在発売されているベイトフィネスリールではスティーズAIR TWがもっとも近い性能になると思われるので比較してみました!
月下美人AIR TW | スティーズAIR TW | |
ギア比 | 8.5 | 9.1(6.8もあり) |
自重(g) | 165 | 135 |
スプール径(㎜) | 28 | 28 |
ベアリング数 | 12 | 12 |
最大ドラグ力(kg) | 3.5 | 3.5 |
糸巻き量 | PE0.6号 50m | ナイロン6lb 45m |
価格(円) | 45400 | 68000 |
・バス釣りで利用可能!?
結論から言ってしまえば使うことは可能でしょう!
ただし必要かどうかが問題になりそうな感じですね!
上記の通りスティーズAIRとの性能比較でもわかるようにバス釣りで使う上でスペック上はなんら問題はありません。
しかし巻くラインがPE0.6〜1号くらいになると考えるとスピニングよりも太いラインを巻くことにアドバンテージがあるベイトフィネスにおいてパワーフィネスと同等ラインを巻いて使う必要があるのかという話になってくると思います。
スピニングのほうが飛距離とドラグ性能で優位性があり、この特性を利用したのがパワーフィネスのメリットだと考えるとどうなのかなと。
では月下美人AIR TWをバス釣りで使うメリットはなんなのかも考えてみましょう!
キャスタビリティーと手返しの良さがメインになってくるでしょう!
ベイトタックルで行うフロッグゲームなどはスキッピングでしっかりとオーバーハング下にルアーを入れてテンポよく攻めていけます。ベールを返すという動作がないことからキャスト回数は明らかに増えます。
これと同じことをオリジナルサイズ(88㎜)の野良ネズミでやりたいなと思い、ベイトフィネスにPE0.8号を組み合わせてボートで一時期使用していたことがあります。
非常に効率が良くメリットの多い釣りだったのですが野良ネズミの場合、PE直結なので伸びがない細めのPEとベイトフィネスとの相性が悪いのかカバーで利用していると0.8号ではよく切れるのです。フロッグなどで使用しているPE5号(56lb)クラスならこの問題は解決されますが細いPEラインではドラグ性能に頼る部分が多いためスピニングの方が切れにくい感じがします。
ならベイトなんだから少し高めの号数に上げてもキャスト性能は維持できるのだから号数を上げればいいじゃないという話になります。しかしPE1.5号ですら約15lb。とてもベイトフィネス用のスプールで扱いたいと思える強度ではありません。スプールがクシャってなっちゃいますよ!
また飛距離においてもパワーフィネスに劣り、近距離戦ならキャスタビリティーの利点を活かせますが少し距離が伸びるも極端に不利になります。ボートのようにカバーとの距離を一定に保つことが可能ならベイトフィネスは強いですがおかっぱりのように狙うカバーがあちこちに点在するときはベイトフィネスのほうが扱いにおいて不利になります!
結果、パワーフィネスのメリットを上回ることが出来なさそうなので使えるだろうけど使う必要があるのかってのが実際のところになりそうな感じですねー!バス釣りで1gクラスを投げるならスピニングの方が利点が多そうですからね!
・まとめ
バス釣りに使うかどうかは別として月下美人AIR TW楽しみですね!
細めのPE用に開発された専用スプールや糸ガミを抑えられる構造になっていると考えると今後、1.5〜2.5号くらいのPEを扱うことを前提としたもう少し強度の高いベイトフィネスリールなんかが出てくればバス釣りで使うメリットも多くなりそうなのでPE専用ベイトフィネスリールが開発されたのは進化という意味では非常に意味のあることだと思います。
近い将来、バス釣りでPEベイトフィネス専用リールなんかが出るかもしれませんよ!!
では最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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